役行者霊蹟札所会

現在の位置

ここからメインの本文です。

如意輪寺(にょいりんじ)

写真:如意輪寺本堂

山号塔尾山(とうのおさん)

本尊如意輪観世音菩薩

創建延喜年間(901-923)

開基日蔵道賢

宗派浄土宗

寺院案内

如意輪寺は、延喜年間(901-923)に、日蔵道賢(にちぞうどうけん)上人によって創建された寺院です。慶安三年までは真言宗の末寺でしたが、荒廃していた如意輪寺を浄土宗の文誉鉄牛(ぶんよてつぎゅう)上人によって復興されて以来、浄土宗の寺院となっています。

如意輪寺の裏山には、後醍醐天皇の御陵「塔尾陵」があります。後醍醐天皇は、吉野に南朝をたて、いつか京に帰る日を夢見つつ延元四年(1339)年崩御。如意輪寺の裏山に葬られました。普通、天皇御陵は南面していますが、後醍醐天皇陵は、その思いを反映してか北面して京の方角を向いています。後醍醐天皇崩御後、南朝後村上天皇の代、楠木正成の子である楠正行は高師直(こうのもろなお)との決戦を前に、南朝の宮に後村上天皇を訪ね、さらに塔尾陵に参拝。また、如意輪寺の如意輪堂に参詣します。ここで正行は、髻(もとどり)を切って仏前に奉納。如意輪堂の扉板に、鏃で「かえらじと かねておもへば梓弓 なき数に入る 名をぞとどむる」と辞世の句を刻み込み、死地に赴いたのでした。それは正平二年(1347)の冬のことでした。この扉は如意輪寺宝物館に現存しています。

今、如意輪寺には数多くの文化財が保存されていますが、中でも特筆すべきは、後醍醐天皇が護持していたという蔵王権現像(当サイトTOPページ右側画像)です。櫻の一木造りで、その造形はすばらしく、見る者を圧倒します。これはかの大仏師、運慶(うんけい)の高弟、源慶(げんけい)の作と言われており、国の重要文化財に指定されています。

← このページの先頭に戻る

← 三十六寺社紹介へ戻る

如意輪寺周辺地図

以下の地図では、地図左側にあるいくつかのパネルを操作するか、地図上を直接クリック&ドラッグすることによって、表示箇所の移動や縮尺の拡大・縮小など自由に行うことが可能です。また、右上のパネルを操作することによって、航空写真などの表示に切り替えることも可能です。

さらに大きな地図を、印刷などするためにご利用の場合は、グーグルマップを参照して下さい。別ウインドが開いてより大きな地図を閲覧できます。

← このページの先頭に戻る

← 三十六寺社紹介へ戻る

交通案内

電車ご利用の場合

近鉄吉野線の終点「吉野駅」下車、吉野山ロープウェイに乗り換え、「吉野山駅」下車。 バスにて「中千本」下車後、徒歩約10分

自動車ご利用の場合

国道169号線から吉野大橋を渡り、近鉄吉野線「吉野神宮駅」前を通り、吉野神宮方面へ右折、道なりに進むと吉野山。

駐車場

あり(如意輪寺専用駐車場)

← このページの先頭に戻る

← 三十六寺社紹介へ戻る

所在地

〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山1024
電話:07463-2-3008
ホームページ:http://www.nyoirinji.com/(別ウインドでリンク先を表示します)

← このページの先頭に戻る

← 三十六寺社紹介へ戻る

・ トップページへ戻る

メインの本文はここまでです。


このページは以上です。